富士見塚ハイキングコース(2)




【撮影データ】ソニーα100・コニカミノルタAFDTズーム18〜70ミリF3.5-5.6・絞りF8.0AE(3枚とも)

 前回に引き続き、富士見塚ハイキングコースからです。 ノスタルジックな光景も多く見られました。 2枚目、3枚目の写真は、レタッチソフトでソフトフィルターを付けて撮影したように仕上げてみました。

富士見塚ハイキングコース(1)




【撮影データ】ソニーα100・コニカミノルタAFDTズーム18〜70ミリF3.5-5.6・絞りF8.0AE(3枚とも)

 JR御殿場線の上大井から松田の間に、山あいの素朴な山村を巡るハイキングコースがあります。 3時間ほどのコースですが、途中、富士山や丹沢連山(2枚目の写真)、足柄平野の好展望地があります。 篠窪の集落は、まるで箱庭のような場所でした(3枚目の写真)。

前衛芸術?

前衛芸術?

【撮影データ】ソニーα100・ミノルタAFマクロ100ミリF2.8・シャッター速度1/125秒AE・ストロボ使用

 蜘蛛の巣です。 逆光状態でストロボを照射して撮影したものを、レタッチソフトでコントラストを強めに修正してみたら、このような前衛芸術のような画像になりました。 パソコンでこんな加工が簡単にできるのも、デジタル写真ならではですね。

水面の落葉


【撮影データ】ソニーα100・コニカミノルタAFDTズーム18〜70ミリF3.5-5.6・絞りF8.0AE・PLフィルター使用

 時折散歩に行く公園で池の中を覗いていて、面白い物を見つけました。 柄模様の異なる葉が3枚、いい具合に重なって浮いています。 水面をくるくると動き回るので、撮影にはけっこう苦労しました。 3枚の葉と、底に映る葉の影がうまい配置になるように、体をくねらせながら構図を探しました。

ビーズ飾り



【撮影データ】ソニーα100・ミノルタAFマクロ100ミリF2.8・絞りF2.8・シャッター速度1/125秒・ストロボ使用

 ミズヒキの連なったピンクの小さな花がビーズ飾りのように見え可愛らしいと思いました。 日中ではどうしても背景がうるさくなってしまうので、暗くなるのを待ってストロボをスポット光のように照射して撮影しました。 意図した効果は出たと思うのですが、構図はもう一工夫必要でした。

葉っぱの綱引き



【撮影データ】ソニーα100・ミノルタAFマクロ100ミリF2.8・絞りF8AE

 この画像、葉っぱが綱引きか何かをしているようで、ユーモラスだと思いませんか? 私は、森や山に入ると、つい、こういう面白い造形を探してしまいます。 そのため、あまり自分の足元を見てません。 以前のこと、山で木の枝を見上げながら歩いていて登山道から崖下に転げ落ちてしまい、すぐ後ろを歩いてきたオバサンを気絶させてしまったことがありました(私自身は1mほど下の木に引っかかって無事でした)。

ツリフネソウ



【撮影データ】ソニーα100・ミノルタAFマクロ100ミリF2.8・絞りF2.8AE

 ツリフネソウは、日本の山野草のなかでも特徴的な形態をした花です。 これで希少性があれば名花のひとつに数えられるのでしょうが、山地の沢沿いなどで割と頻繁にお目にかかります。 我が家の近所にもツリフネソウのちょっとした群生地があって、花の時期にはよく散策に出掛けます。

 たくさんの花が咲いていても、形が優れていて、光線状態が良く、背景処理もうまくいく撮影向きの条件に合致するものはそうはありません。 この時も1時間ほど探して、撮影に適したものは二輪しか見つけられませんでした。

森の中の造形



【撮影データ】ソニーα100・ミノルタAFマクロ100ミリF2.8・絞りF5.6AE

 私が住んでいるのは、横浜市が鎌倉市と境を接する辺りなのですが、大都市横浜のイメージとは異なり豊かに自然が残されている所です。 家から20分も歩けばハイキングコースがあり、半日は森の中をさまよっていられます。 ひとたび森に入れば自然の創り出した素晴らしい造形が溢れていて、被写体には困りません。

 この写真も、ハイキングコースを散歩しているときに撮ったものです。 もう少し絞込みたかったのですが、三脚は持っていないし、ストロボを当てたのでは雰囲気が変わってしまうしで、暗い森の中ではこれが限界でした。

夏の思い出



【撮影データ】ソニーα100・ミノルタAF50ミリF1.4・絞りF8・シャッター速度1/60秒・ケンコーエクステンションチューブ12ミリ・ストロボ使用

 我が家から逗子や鎌倉・江ノ島あたりの海岸までは自転車で片道一時間ほどの距離です。 そこで、夏には家から海パンを着込んで自転車で海水浴に出掛けます。 そしてその折に、きれいな貝殻を一つ、拾って帰ることにしています。 それを机の上に並べておいて、夏が終わる時までにどれくらい集まるか楽しみにするのです。

 そんな夏の思い出の品を、机の上にセットを作って撮影しました。 セットといっても大したことはありません。 コンビニ弁当の蓋に砂を敷き詰め水を浸し、そこに貝殻を並べただけのことです。 海のキラキラした光の感じを出すために周囲をくしゃくしゃにしたアルミホイルで囲んで、上からバウンスしたストロボ光を照射して撮りました。

 それにしても、貝はどうして、何のためにこのような美しい形と色彩を持っているのでしょうか。

羽化したアゲハ蝶



【撮影データ】ソニーα100・シグマアポマクロ180ミリF2.8・絞りF5.6AE

 8月の終わりのある朝、起きて雨戸を開けて庭を見ると、目の前のススキの葉のてっぺんにアゲハ蝶がとまっていました。 早朝の柔らかい光の中で弱々しげな様子です。 羽が伸びきっておらず、この朝羽化したばかりのようでした。 我が家の庭には黄金柑の苗木があるので、そこで生まれ育ったのだと思います。 手入れをほとんどしない庭なので、生い茂った雑草で黄金柑が半分隠されたしまっていて、蝶の幼虫がいたなんてまったく気がつきませんでした。

 あわててカメラを手にして、まだ完全には目覚めていない目でファインダーを覗きました。 蝶にはまだ飛び立つ力はないようで、その場でじっとしたままです。 何枚も撮り続けるなかで構図をまとめていきました。

ソニーα100



  「デジタル」という言葉の持つ無機質な印象が、感性の発現である「写真」とは馴染まないように感じて、これまでデジタルカメラを使ってみようという気にはならなかったのですが、約二十年にわたって愛用してきた銀鉛カメラのミノルタα7000、α9000がさすがに古くなり各所に傷みも出てきたため、この夏に思い切ってデジタルカメラであるソニーα100に買い換えました。

 α100を手にしての感想は、まずは私の手にしっくり馴染む扱いやすいカメラだということです。 私と相性の良いカメラだな、と直感しました。 こういうことは、ちょっとした感覚的なことにすぎないのですが、やはり気に入ったカメラの方がだんぜん写欲を湧かせてくれます。 私にとっては見過ごせないポイントなのです。

 α100の操作性は、「誰でもいい写真が撮れること」を目指したというだけあって、デジタルカメラ初心者の私のような者にも分かりやすいように考えられています。 その一つは、撮影時に液晶モニターに現在どのような撮影条件が設定されているのかが大きく表示されることです。 銀鉛写真と違ってデジタル写真の場合は、絞り・シャッター速度以外にも撮影時に確認しなければならない項目がいろいろとありますが、それらがこの画面を見れば一目で分かります。 しかもこの画面は、カメラを縦位置に構えればそれに従って縦向きに表示され、ファインダーに目を近づければ邪魔にならないようにオフになるという気の利きようです。

 操作性をよくしているもう一つの工夫は、ボディ左肩にあるファンクションダイヤルによって、ISO感度・測光方式・ホワイトバランスなどの頻繁に使用する機能が迷うことなくすぐに呼び出せることです。 これは、デジタルカメラを初めて扱う者にとっては本当に便利だと実感しています。

 α100には、他にも実用的で役に立つ機能が備わっています。 まずは「手ブレ補正機能」。 これは、ボディ側に組み込まれた仕組みなので、レンズを選びません。 α7000、α9000の頃から使っている20年前のレンズにも対応してくれます。 2〜3.5段程度の補正効果があるそうなので、これまでは「ブレそうで、無理かな」と臆していたシーンにも挑戦できそうです。

 「Dレンジオプティマイザー」という機能も、優れものです。 逆光などの明度の幅が大きい状況下で暗部が黒く潰れてしまうような場合に自動的に補正してくれるものですが、かなり賢い解析をしているようで、私のような素人が後からレタッチソフトを用いてトーンカーブなどをいじって補正するよりも格段に良い具合に仕上げてくれます。

 さらに、「アンチダスト機能」も搭載されています。 デジタル一眼レフカメラの宿命は、CCDについたゴミの写り込みですが、α100はCCDに静電気防止のコーティングをすると同時に、CCD自体を揺らしゴミを振るい落とすことでこれに対処しています。

 このように、α100はエントリークラスという位置づけにもかかわらず手抜きをせずにきちんと作り上げられていて、私は大変気に入っているのですが、ただ一つ不満な点は、外部ストロボ用のシンクロソケットがついていないことです。 写真初心者には面倒なストロボの調光は専用ストロボにまかせればよい、という発想なのでしょうが、私には長年使い馴染んできたストロボが何台もあってまだまだそれらを使っていきたいのです。 シンクロターミナルアダプターというアクセサリーが別売されているのでこれを用いれば解決しますが、私は上の画像にあるように、α100用のオフカメラケーブルにα7000、α9000用のオフカメラシューを接続して使っています。

 このα100とともに私のデジタル写真ライフは始まったわけですが、デジタル写真には銀鉛写真にはない利点がいろいろとあることに気づかされました。 なんといっても便利なのは、撮ったその場で出来栄えをモニターで確認できることです。 「あっ、こりゃ失敗だった」と思えば、すぐにその場で撮り直せます。 銀鉛写真の頃のように現像されてきたものを見て、「こんなはずではなかったのに……」と嘆かなくても済むようになりました。 また何百枚と連続して撮影できるので、フィルム交換をしていてシャッターチャンスを逃すということもなくなりました。 フィルムといえば、銀鉛写真ではフィルム代・現像代が馬鹿になりませんでしたが、デジタル写真にしてからはずいぶん負担が軽減されました。 銀鉛写真は撮影した後から画像に手を加えるのは手間がかかりましたが、デジタル写真ではレタッチソフトを使えばトレミングはもちろん、諧調・色相などの手直しもいとも簡単にできます。 さらにパソコンに取り込んだ画像を様々に利用することができるので、写真を撮る楽しみも増えました。

 α100を購入し、デジタル写真に切り替えてから、私の写真を撮る頻度は格段に増えました。

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