謹賀新年!


【撮影データ】ソニーα100・コニカミノルタAFDTズーム18〜70ミリF3.5-5.6・絞りF11・1/60秒・ISO100・ストロボ使用

  今年はネズミ年ですが、干支にネズミや犬があってがないのは一体どういうわけなんでしょう。 そもそもをたどれば、干支については、たしかこんな話があったように思います。

 昔々、神様が動物たちに競争をさせて、その順番で干支を決めました。 このレース、本命の馬や猪が破れる波瀾の展開であったようです。 ネズミは隠れていた牛の背中からゴール寸前で飛び降り、ちゃっかり一番になりました。 最後まで接戦を繰りひろげた猿と犬はその後ずっと互いを毛嫌いするようになったそうです。 そしてはといえば、ネズミにだまされてレースの日をまちがえ、参加すらできなかったらしいのです。 はそのことをうらんで、今でもネズミを追いかけまわしているのだといいます。

 こういうわけで、正月にの出番はなくなってしまいました。 かわいそうなので、ここにはネズミの代わりに写真を掲げておきます。 招きならおめでたい感じがするし、正月に飾っておいてもいいのではないでしょうか。

こんなストロボを使っています



 ソニーαシリーズには、専用のライティングアクセサリーとして、ガイドナンバー56のストロボHVL-F56AM、ガイドナンバー36のストロボHVL-F36AM、マクロ撮影用のツインストロボHVL-MT24AM、同じくマクロ撮影用のリングライトHVL-RLAMが用意されています。 HVL-F56AM、HVL-F36AMにはワイヤレス機能が備えられているなど、これら専用機器を使えば簡単に、しかも幅広い表現のストロボ撮影が楽しめるでしょう。 でも、私には使い馴染んできた古いストロボが何台もあり、未だにそれらを用いて撮影しています。

 上の写真の左から、ナショナルPE-320S(ガイドナンバー32)、サンパックauto24SR(ガイドナンバー24)、サンパックauto25SR(ガイドナンバー25)です。 このほか、ミノルタPROGRAM4000AF(ガイドナンバー40)もよく使います。 このうち、auto24SRとauto25SRは小型で持ち運びに便利です。 このauto25SRをカメラ側にセットしauto24SRを斜め横からスレーブで発行させると、同じF値にオート設定してあっても、どういう具合かauto24SRの側が半絞りくらい明るくなります。 このため、この2台を持って歩けばどこでも簡単に適度に陰影のある写真を撮ることができ、かなり重宝しています。 また、PE-320Sはマニュアルでパワーレシオを5段階、auto24SRは4段階、PROGRAM4000AFは6段階に調節ができるので、自宅で簡単なスタジオ撮影をする時などに役立ってます。

 我が家の居間は、壁は白く、天井はややベージュがかってはいるもののほぼライトグレーに近い色合いなので、ストロボ光をバウンスさせるのも簡単です。 下の写真は、我が家の居間で撮ったテーブルフォトの作例です。


【撮影データ】ソニーα100・コニカミノルタAFDTズーム18〜70ミリF3.5-5.6・絞りF11・1/60秒

 PROGRAM4000AFとPE-320Sを天井に向けて発光しバウンスしただけですが、見苦しい影は消えた一方で、ハイライトが立って立体感は出ていると思います。


【撮影データ】ソニーα100・ミノルタAFマクロ100ミリF2.8・絞りF8・1/60秒

 こちらは、PE-320Sを左側の壁に向けて発光させ、同時に正面よりauto25SRを弱めに発光させ白レフにバウンスして当てています。 被写体の質感が際立った描写となりました。

 カメラの自動化が進み、撮影者はシャッターさえ押せば良い写真が撮れる時代ですが、ストロボを用いた光の調合はまだまだ人の手でやらなければならないことが多い部分です。 それだけに勉強のし甲斐もあります。

こんなレンズで撮ってます

α の名玉(Sony Style)
カール ツァイスレンズ

DT16-80mm F3.5-4.5 ZA

Sonnar T* 135mm F1.8 ZA

Planar T* 85mm F1.4 ZA
Gレンズ

70-200mm F2.8 G

35mm F1.4 G

300mm F2.8 G

 α用レンズのカタログには、カール ツァイスレンズやGレンズといった錚々たるレンズが並んでいますが、今の私には高嶺の花です。 そんなレンズを使わなければならないほどの写真を撮っているわけではないですし。 だいいち、そんなレンズを持ったところで、もったいなくて絶対に使えないと思います。 防湿庫の中に厳重に保管して、年に一、二度取り出して眺めてはニヤニヤする、というのが関の山です。 普段着のシャツのように気軽に使えるレンズの方が、私には合っているんです。

 私はスナップ中心に撮影しているので、広角域の広いズームレンズが常用レンズです。 まずは、「コニカミノルタAFDTズーム18〜70ミリF3.5-5.6」。 このレンズは、35ミリ判換算で27ミリから105ミリ相当の領域をカバーしていますが、人間がなにげなく物を見ている場合の視角は28〜35ミリレンズの画角と同程度、対象をぐっと注視している場合の視覚は100ミリレンズの画角と同程度といわれているので、まさに人間の目の視角の範囲そのままのレンズと言え、もっとも使用頻度の高いレンズです。 私は近場の散策程度なら、α100にこのレンズを装着しただけ、もしくはこれに「ミノルタAF50ミリF1.4」と小型ストロボを加えただけの軽装備で出かけます。 「コニカミノルタAFDTズーム18〜70ミリF3.5-5.6」は非常に軽いので、持って歩くのにも苦になりません。 こんなに軽いと造りがちゃちなのではないか、と疑いたくなってしまいますが、写りはけっして悪くはないと思います。 「ミノルタAFズーム24〜50ミリF1.4」もよく使うレンズです。 ただし、こちらはズームレンズというよりも、24ミリの単焦点レンズのようなつもりで使っています。 24ミリというのは35ミリ判換算では36ミリに相当し、私のもっとも得意な画角なんです。 このレンズを普段は24ミリ側に固定して使い、どうしても被写体に寄りきれなかった場合にだけ、ズーミングを活用してフレーミングするというようにしています。

 望遠系レンズについては、風景撮影の場合には、やはりズームレンズを普通に使用しています。 これは、被写体が遠方にあるため大口径単焦点レンズのボケ味を活かせるケースは少ない、絞りを絞り込んで撮影する場合が多いのでF値の大きいズームレンズでもあまり問題はない、撮影ポジションが限られるのでズーム機能を使ってのフレーミングが便利、などの理由からです。 以前は「ミノルタAFズーム70〜210ミリF3.5-4.5」をよく使っていましたが、手ブレ補正機能のついたα100に替えてからは、「ミノルタAFズーム100〜300ミリF4.5-5.6」を持ち出すことが多くなりました。 これに対して、人物や花といったものを被写体にする場合は、ボケを活かした表現ができる大口径単焦点レンズをよく使います。 「ミノルタAFマクロ100ミリF2.8」や「シグマアポマクロ180ミリF2.8」です。

 私は撮影に出かける場合、レンズは普通は2本、多くても4本までしか持っていきません。 たくさんレンズを持ち歩けば、レンズを選択して交換するという面倒臭い作業がそれだけ増えるし、何より重量が相当なものになるので、歩き回って絶好の撮影ポジションを探し出そうという気力が萎えます。 でも、こんな気構えだから、いつまでたっても写真がうまくならないのかもしれません。

ソニーα100



  「デジタル」という言葉の持つ無機質な印象が、感性の発現である「写真」とは馴染まないように感じて、これまでデジタルカメラを使ってみようという気にはならなかったのですが、約二十年にわたって愛用してきた銀鉛カメラのミノルタα7000、α9000がさすがに古くなり各所に傷みも出てきたため、この夏に思い切ってデジタルカメラであるソニーα100に買い換えました。

 α100を手にしての感想は、まずは私の手にしっくり馴染む扱いやすいカメラだということです。 私と相性の良いカメラだな、と直感しました。 こういうことは、ちょっとした感覚的なことにすぎないのですが、やはり気に入ったカメラの方がだんぜん写欲を湧かせてくれます。 私にとっては見過ごせないポイントなのです。

 α100の操作性は、「誰でもいい写真が撮れること」を目指したというだけあって、デジタルカメラ初心者の私のような者にも分かりやすいように考えられています。 その一つは、撮影時に液晶モニターに現在どのような撮影条件が設定されているのかが大きく表示されることです。 銀鉛写真と違ってデジタル写真の場合は、絞り・シャッター速度以外にも撮影時に確認しなければならない項目がいろいろとありますが、それらがこの画面を見れば一目で分かります。 しかもこの画面は、カメラを縦位置に構えればそれに従って縦向きに表示され、ファインダーに目を近づければ邪魔にならないようにオフになるという気の利きようです。

 操作性をよくしているもう一つの工夫は、ボディ左肩にあるファンクションダイヤルによって、ISO感度・測光方式・ホワイトバランスなどの頻繁に使用する機能が迷うことなくすぐに呼び出せることです。 これは、デジタルカメラを初めて扱う者にとっては本当に便利だと実感しています。

 α100には、他にも実用的で役に立つ機能が備わっています。 まずは「手ブレ補正機能」。 これは、ボディ側に組み込まれた仕組みなので、レンズを選びません。 α7000、α9000の頃から使っている20年前のレンズにも対応してくれます。 2〜3.5段程度の補正効果があるそうなので、これまでは「ブレそうで、無理かな」と臆していたシーンにも挑戦できそうです。

 「Dレンジオプティマイザー」という機能も、優れものです。 逆光などの明度の幅が大きい状況下で暗部が黒く潰れてしまうような場合に自動的に補正してくれるものですが、かなり賢い解析をしているようで、私のような素人が後からレタッチソフトを用いてトーンカーブなどをいじって補正するよりも格段に良い具合に仕上げてくれます。

 さらに、「アンチダスト機能」も搭載されています。 デジタル一眼レフカメラの宿命は、CCDについたゴミの写り込みですが、α100はCCDに静電気防止のコーティングをすると同時に、CCD自体を揺らしゴミを振るい落とすことでこれに対処しています。

 このように、α100はエントリークラスという位置づけにもかかわらず手抜きをせずにきちんと作り上げられていて、私は大変気に入っているのですが、ただ一つ不満な点は、外部ストロボ用のシンクロソケットがついていないことです。 写真初心者には面倒なストロボの調光は専用ストロボにまかせればよい、という発想なのでしょうが、私には長年使い馴染んできたストロボが何台もあってまだまだそれらを使っていきたいのです。 シンクロターミナルアダプターというアクセサリーが別売されているのでこれを用いれば解決しますが、私は上の画像にあるように、α100用のオフカメラケーブルにα7000、α9000用のオフカメラシューを接続して使っています。

 このα100とともに私のデジタル写真ライフは始まったわけですが、デジタル写真には銀鉛写真にはない利点がいろいろとあることに気づかされました。 なんといっても便利なのは、撮ったその場で出来栄えをモニターで確認できることです。 「あっ、こりゃ失敗だった」と思えば、すぐにその場で撮り直せます。 銀鉛写真の頃のように現像されてきたものを見て、「こんなはずではなかったのに……」と嘆かなくても済むようになりました。 また何百枚と連続して撮影できるので、フィルム交換をしていてシャッターチャンスを逃すということもなくなりました。 フィルムといえば、銀鉛写真ではフィルム代・現像代が馬鹿になりませんでしたが、デジタル写真にしてからはずいぶん負担が軽減されました。 銀鉛写真は撮影した後から画像に手を加えるのは手間がかかりましたが、デジタル写真ではレタッチソフトを使えばトレミングはもちろん、諧調・色相などの手直しもいとも簡単にできます。 さらにパソコンに取り込んだ画像を様々に利用することができるので、写真を撮る楽しみも増えました。

 α100を購入し、デジタル写真に切り替えてから、私の写真を撮る頻度は格段に増えました。

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